95年度 研究室年報

T 建築構法
T−1 ビルディングシステム

新しい標準化・工業化の考え方
新しい工業化の考え方として、ロングライフビルディングを目指したCHSとリサイクルビルディングシステムの二つを取り上げ解説したもの。
松村秀一
structure、1995-4

General Remarks on the Recent Building Technology R&D and the Relateing
ローマ大学で開催した「建設技術に関する日伊セミナー」のプロシーディングズの一部。セミナー自体は1994年10月だが、この論文集は1995年7月に印刷された。
S.Matsumura
Building Technologies in Presence and Future 1995-7

プロダクトとしての住宅
欧米、殊にアメリカ合衆国におけるかつての工業化住宅の展開等を中心に、高島直之、野辺公一両氏からインタビューされる形で進めた座談。
松村秀一
えれめんと4号 1995-8

スペースストラクチュアのケーススタディ4題
「スペースストラクチュアの新たなる視点」と題された特集の中の実例紹介。併せて「構造デザインとガラス」をテーマにした座談会を載せている。
小見 康夫
GA'95秋号 1995-9

Recent Housing Building Technology R&D and the Relating Education in Japan
第22回世界ハウジングコンファレンスに提出、発表した論文が選ばれ、Housing Science誌に再掲載されたもの。
S. Matsumura
Housing Science, vol.19, No.4 1995-9

Recent Housing-Building Technology R&D and the Relating Education in Japan
近年の日本における住宅生産関連技術開発について、具体例をまじてながら整理し、技術開発の背景や課題について論じたもの。
S. Matsumura
Proceedings of the 22th International Conference on Housing(Singapore) 1995-9

ハウジング・コミュニティ第15回−輸入住宅
スチールハウスの日本への導入経緯の紹介も兼ね、輸入住宅について再考した論考。
松村秀一
建築文化 1995-10

プルーヴェ流学校建築第3題
ジャン・プルーヴェは1950年代以来主要なテーマとして学校建築の工業化をかかげ多くの実作を残した。その代表作として3作をとりあげ解説したもの。
松村 秀一
GA'96春号 1996-3

二つの歴史的建造物 −「クリシー人民の家」と「ムードンの住宅」
ジャン・プルーヴェの初期の代表的な建築作品2つについて、その内容の独創性と現在の状況を解説したもの。
松村 秀一
GA'96春号 1996-3

都市型中小ビルにおける乾式外装システム
都市型中小ビルに現れるファサードタイプ及び外装部材の整理を行い、乾式外装システムに求められる用件を考察したもの。
濡木 ちづる
東京大学卒業論文 1995-12

T−2 構成材・部品

ケーブルトラス接合金物
連載中の「現代部品工房」の第4回・東京国際フォーラム・ガラスホールのカーテンウォールで用いられたケーブルトラスの接合金物を鋳鋼で製作したメーカーの工場をレポート。
小見 康夫、名取 発
GA'95夏号 1995-6

打ち込みブリック
連載中の「現代部品工房」の第5回。RC打ち込み式のタイルである打ち込みブリックの製造工場のレポートを、開発主体である前川事務所の取り組みの歴史と併せて紹介。
小見 康夫、名取 発
GA'95冬号

磁器・炉器質タイル張り外装の開発と普及
第6回内田賞顕彰事績に関する調査報告の概要・顕彰当日に配布した資料のダイジェスト。
小見 康夫
ディティール128(1996APRIL) 1996-3

磁器・炉器質タイル張り外装の開発と普及
第6回内田賞顕彰事績に関する調査報告の概要。顕彰当日の配布資料を全文掲載。
小見 康夫
施工 1996

T−3 外壁


T−4 その他

A Study on the Building Construction Education of the Universities in Japan
日本の大学における建築構法教育の内容について、国際比較をもまじえつつ分析した論文
S. Matsumura、S. Murakami、T. Yashiro
Proceedings of CIB Symposium on Construction Building Education and Research 1995-4

建築における役物の研究
役物という用語に関して考察を行った上で、役物の表れ方を部位毎に整理する一方、生産主体の役物への対応を把握し、工業技術における個別対応について考察したもの。
松村 秀一、佐藤 孝一、近藤 洋史、加々井 千裕
日本建築学会大会学術講演梗概集 1995-8

役物に注目した乾式外装システムに関する研究 −都市型中小ビルファサード考−
都市型中小ビル像を認識、その乾式外装に必要とされる役物を把握した上でメーカー、設計者における役物の捉え方を整理し、内在する問題点、今後の役物像を考察したもの。
加々井 千裕
東京大学修士論文 1996-2

乾式外装材における役物のとらえ方について
都市型中小ビルを中心に採用される乾式外装材を対象に取り上げ、設計者の役物意識及びメーカー側の役物対応の把握を行い、設計における「役物」の問題を考察したもの。
山本 正人
東京大学卒業論文 1995-12


U 木質構造
U−1 集成材構造


集成材建築における接合部の課題
集成材の現状をまとめた表記本の一部として、接合部解析の現状を解説した。各接合方法の概要と解析の考え方、将来の展望等を記述した。
大橋 好光
建築資料研究社 1995-8

森林資源有効活用促進事業報告書
集成材建築の設計、施工、組み立て、メンテナンス等に関するマニュアル原案を作成した。
神山、大橋、長野、山井、中島
日本建築・木材技術センター 1996-3

U−2 在来木造、伝統木造

プレカット工法の必然性と可能性
僅か20年の間に全国600工場にも達したプレカット工法の普及の経緯を分析した後、それらが木造軸組構法に与え得る影響について考察したもの。
松村 秀一
住宅建築、1995-4

職人の技とともに発達してきた日本の木造建築
木材学会の記念刊行物に、日本の伝統木造の写真(1ページのみ)を載せたもの。
坂本 功
日本木材学会編すばらしい木の世界、1995-4

プレカット工場紀行44 −潟Jクライプレカット工場
今回の取引先は水戸近郊に位置する林木業系のプレカット工場。大手木材問屋を介した流通ルートに特徴がある。
松村 秀一
住宅と木材、1995-5

在来構法はどんなもの 他
施工の阪神淡路大震災を受けての特集の一部を分担執筆したもの。木造住宅の耐震性に関する3項目を分担した。非耐力壁の重要性などを記述した。
大橋 好光
施工、1995-6

伝統的木造建物の耐震性に関する調査研究(その2)
柱貫接合部の強度実験を実施して、その荷重と回転角の関係を把握した。その関係式から建長寺の仏殿と法堂の構造耐力を推定した。
坂本 功、大橋 好光、河合 直人他
住宅総合研究財団研究年報、1995-9

筋かいの設計、木造住宅の新しい構法
特集「新時代の木造住宅設計法」の中で、表記2題について解説した。詳細な構造設計を目指した各部及び架構の解析法の一部として記述した。
大橋 好光
建築技術特集 「新時代の木造住宅設計法」、1995-11

プレカット工場紀行50 −椛蜷テ材木店プレカット工場−
天竜で材木店として創業し、昭和50年代に住宅事業に取り組み始めた企業のプレカット工場を取り上げたもの。内装パネル等も製作する加工業としての展開に特徴がある。
松村秀一
住宅と木材、1995-11

文化財保護と世界遺産 −日本の伝統的木造建築を、地震や台風から守るために
日本の伝統的木造建築の地震や風による被害について、円覚寺舎利殿や四天王寺五重塔の倒壊などを例にあげながら、耐震と台風上の問題点を述べたもの。
坂本功
かんぽ資金 1995-11

軸組構法合理化の現状
「地震に強い木造住宅の設計マニュアル」の一部として、軸組み構法の合理化された構法システムの概要と、各部位ごとの詳細を解説した。
大橋 好光
建築知識スーパームック 「地震に強い木造住宅の設計マニュアル」、1996-1

プレカットと木造住宅設計者
プレカット工法がどのように普及してきたか等について概括した後、木造住宅設計においてプレカット工法を導入する際の考え方を論じたもの。
松村秀一
地震に強い「木造住宅」の設計マニュアル、建築知識、1996-1

プレカット工場紀行52 −樺末材木プレカット小名浜工場
今回は福島県小名浜で製材業として活動してきた企業のプレカット工場を持った側としては今回が最初の取材先である。
松村秀一
住宅と木材、1996-1

プレカット工場紀行53、54 −座談:機械プレカットの普及の現況と問題点を探る
プレカット工場紀行を足掛け5年に亘って続けてきた二人が近年のプレカット工法の変化と普及の中で現れつつある問題点について語り合うもの。
松村秀一、藤沢 好一
住宅と木材、1996-2,3

木造軸組構法住宅接合部設計技術開発事業報告書(筋かい試験部会)
木造軸組構法の詳細な構造設計法確立のためには、各接合部の強度・剛性を明らかにする必要がある。本報告書は、その一連の実験のうち、筋かい接合部について実施したもの。
大橋 好光、徳田、前田 典明、尾内 俊夫
日本住宅・木材技術センター、1996-3

住宅資材標準化推進事業報告書
木造住宅の詳細な設計法の作成のための基礎的検討を行ったもの。軸組構法の構造の特徴を分析し、鉛直荷重に関するシミュレーションを行った。
大橋 好光、稲山 正弘、宮沢 健二
日本住宅・木材技術センター、1996-3

木造住宅実大振動実験中間報告書(C棟:新日本住研梶j
香川県多度津の原子力発電技術機構で実施した一連の木造実大振動実験のうち、新日本住研棟についてまとめた中間報告書。
大橋 好光
日本住宅・木材技術センター、1996-3

軸組構法による木造住宅振動実験
軸組構法による実大の木造住宅に神戸海洋気象台の地震動記録を与え、建物の応答解析及び部材の損傷の記録を行い、現代構法による木造住宅の耐震性を確認する。
田中 裕樹
東京大学 卒業論文、1996-3

伝統的木造建築の耐震性に関する研究 −柱貫接合部の水平耐力について−
貫丈や継手種類の異なる柱貫接合部の静加力実験から、その力学的特性を考察することによって、伝統的木造建築の水平耐力を評価する一つの資料とする。
外山 哲也
東京大学卒業論文、1995-12

U−3 木質構造一般

木造建築とその構造
単行本の巻頭記事として、日本における木造建築のあゆみと、その構造設計の要点について述べたもの。
坂本功
木造の詳細1構造編新訂版、1995-4

集成材による構法とその架構形態の可能性
単行本の巻頭記事のひとつとして、集成材を用いた架構の多様性と可能性について述べたもの。
坂本 功
集成材建築−木造建築の新しい潮流−、1995-8

地震に強い住宅工法は/わが家の耐震診断
戸建住宅の構法と木造住宅の耐震診断について、簡単に紹介したもの。
坂本 功
くらしの豆知識、1995-10

基調講演「木造建築と木質構造」
秋田木高研(能代市、佐々木光所長)の開所式の講演録で、現代木造建築の紹介をスライドを多数使って行ったもの。(写真あり)
坂本 功
秋田木高研開所記念シンポジウムと森林先端協講演会を終えて、1995-11

U−4 その他

現代木造建築に対する一般ユーザーの意識の研究 −設計意図とのズレを探って−
現代木造建築を対象に、設計者の計画意図と木造建築に対するユーザーの評価を比較検証したもの。
相坂 研介
東京大学卒業論文、1995-12

V 建築生産
V−1 生産供給

プロダクトとしての住宅8 −在来構法のなかの「近代」
プレカット工法の普及を契機として急速に進展しつつある在来木造世界における情報化等に触れながら、在来構法がもっている独自の「近代性」を明らかにしたもの。
松村 秀一
群居38号 1995-6

住宅用プレキャストコンクリート部材の数量と種類の分布に関する研究
PCa工法による壁式共同住宅について、PCa部材の数量と種類の分布に関する研究
呉 東航、松村 秀一、清家 剛
日本建築学会計画系論文集 1995-8

住宅生産における資源の移動距離に関する研究
住宅の建設に必要な物的・人的資源の移動の現状について評価を行うために、生産供給システムの異なる3タイプの住宅物件に関して現場を中心に調査を行った。
脇山 善夫、松村 秀一
日本建築学会大会学術講演梗概集、1995-8

日本へのCM方式導入に伴う問題点に関する考察
米国で発生したCM方式の日本導入に伴う問題点及びそれらに関する解決方法をヒアリング調査によって把握するとともに、日本型CM方式の特徴について考察した。
井上 智将
東京大学卒業論文、1995-12

住宅輸入化の実態に関する調査研究
住宅の生産供給における輸入化の典型ともいうべき輸入住宅をとり上げ、企業アンケートを基に輸入化の問題点を探るとともに、輸入住宅の部位別輸入品比率について考察したもの。
渡辺 絵里子
東京大学卒業論文、1995-12

工業化住宅の未来
日本の住宅生産工業化の中で現れた住宅の「商品化」という現象に内在する意味を解き明かした上で、それらの限界と今後の変化の方向性について論じたもの。
松村 秀一
GA JAPAN19号、1996-2

現代部品工房 1〜6
設計者と双方的なコミュニケーションを交わしながら独自の技術を反映させた物づくりを行っているメーカー(現代部品工房と呼ぶ)のルポルタージュ。
小見 康夫、佐藤 考一他
GA 、1994冬〜1996春

V−2 ハウジング

ハウジング・コミュニティ第9回−応急仮設住宅
阪神・淡路大震災の仮設住宅建設の実態について報告し、その中に現れた日本の住宅生産の潜在的可能性について論及したもの。
松村秀一
建築文化 1995-7

The Quality Improvement in the Japanese House Building in These Two Decades
ソウルにおいて大韓住宅公社主催で行われた国際シンポジウムでの招待講演用の論文。日本における過去20年の住宅の質的変化を論じたもの。
S.Matsumura
Proceedings of the 2nd International Symposium on Housing 1995-7

ストックとしての住宅の時代
欧米のそれと比較した際の日本の住宅寿命の短さを指摘した上で、そうした状況が近い将来変化する必然性とその時に重要になる「ストックとしての住宅」の考え方を論じたもの。
松村秀一
日栄商報 1995-7

ハウジング・コミュニティ第13回−借りて住む
日本の都市部におけるハウジング形態として賃貸住宅供給の重要性を指摘した後、それらの質的な貧しさの原因とその向上策について論じたもの。
松村秀一 他
建築文化 1995-8

だれでも使える工業化技術をめざす−PCaオープン化研究会
建設省「中高層ハウジング」プロジェクトの中で、より広く効果的に用いることのできるPCa技術を目指して活動してきた研究会の活動概要を報告したもの。
松村秀一
施工 1995-8

「オープンハウジングに関わる日米の動向・ミニシンポジウム」報告
米国においてオープンハウジングに関する研究を続けるスティーブン・ケンドール氏を迎えて行ったミニシンポジウムの内容についてまとめ、報告したもの。
松村 秀一
建築雑誌 1995-8

既存集合住宅の改修に関する基礎的研究−その1−発生する改修工事の内容についての考察
今後、多くの集合住宅で改修が必要になってくるが、まず統計資料によりそれらの量を把握し、更に仕様の変遷を調べ、今後発生しうる工事内容を推測する。
西村 秀之、松村 秀一、清家 剛
日本建築学会大会学術講演梗概集(北海道) 1995-8

既存集合住宅の改修に関する基礎的研究−その2−改修工事を阻害する要因の分析
既存集合住宅の改修工事を行うリフォーム関連業者6社へのヒアリングをもとに、改修工事における問題点を整理した。
清家 剛、松村 秀一、西村 秀之
日本建築学会大会学術講演梗概集(北海道) 1995-8

私たちにとっての「戦後マスハウジング」
マスハウジング期に建設された集合住宅の再生手法に関する国際比較研究の第一段階として企画した本特集号の巻頭論文。
松村 秀一
GA'95年秋号 1995-9

プロダクトとしての住宅9−海を越えた住宅
近年話題にのぼることの多い「輸入住宅」の意味について、かつて海を越えて輸送・建設された住宅の時代背景等を読み解きながら、再考したもの。
松村 秀一
群居39号 1995-11

住宅
例年松村が担当している住宅関連用語解説。本年はニュートレンド欄で阪神・淡路大震災に関連した開設を執筆、新語・類義語でも基本用語のいくつかをとりあげた。
松村 秀一
朝日現代用語「知恵蔵」'96 1995-12

集合住宅の再生に関する国際比較研究
1960〜70年代に焦点をあて、日仏独デンマークの集合住宅の再生を調査、それに米英を加え、再生の概念及び地域性、問題点をまとめたもの。
鶴谷 嘉平
東京大学修士論文、1996-2

座談会:ハウスジャパン構想
通産省のハウスジャパン構想の中核を担う「生活価値創造住宅開発技術研究プロジェクト」について関係者3名でその意義や進め方を語り合ったもの。
松村 秀一、石橋 *一、高橋 武秀
日本工業新聞、1996-3

V−3 施工管理

型枠工事計画の可視化
施工計画の流れの中で、前計画段階「工区分割・工法選択・積算)をサポートするため、型枠の情報や割付ディティール等をCADデータベース化することによって、可視化させる。
范 悦、安藤 正雄
第11回建築生産と管理技術シンポジウム、1995-7

平面分割方法のPatternの生成と選択
床型枠の平面割付方法をCADデータベース化することによってシミュレーションするという型枠計画の可視化の研究の引き続きとして、新たにPatternの選択方式及び評価方法を考察したもの
范 悦、安藤 正雄
日本建築学会大会学術講演梗概集(北海道)、1995-8


V−4 情報

Organizational Knowledge Creation in Japanese Construction Industry
大手総合工事業者における知識創造を、新技術導入時、工期算定時等を例にとり分析したもの。あわせて知識創造モデルのフレームの提案も試みた。
山崎 雄介、米田 雅子
Japan-UK Construction Seminar, 6-8 April 1995, The University of Reading、1995-4

建築生産変革の視点06 グループウエアのもたらす建築生産の方向
建築ネットワーク等を使って離れた場所にいる人々が共同で作業を進めるための支援ツールの紹介および建設業への導入に対する考察
山崎 雄介、米田 雅子
施工 1995 No.354、1995-8

建築生産変革の視点07 オープンなネットワーク組織の可能性
階層組織とオープンなネットワーク組織の共存の必要性について考察したもの
山崎 雄介、米田 雅子
施工 1995 No.356、1995-6

System Truss Structure Using Computer Technologies
システムトラスの詳細設計から加工・建て方に至るまでの生産情報の流れを、定量的に分析したもの
藤田 正則、岩田 衛、米田 雅子、和田 章
Y. International Conference on Computing in Civil & Building Engineering, 12-15 July1995, Berlin、1995-7

建築生産変革の視点08 製品情報の流通をめざすCALS/STEP
製品情報を中心に、建設業と製造業を比較しながら、CALSとSTEPを紹介したもの。
山崎 雄介、米田 雅子
日本建築学会大会学術講演梗概集(北海道)、1995-8

PCa複合化工法における検討プロセスに関する研究
PCa複合化工法の採用に関わる様々な情報の検討時期、検討者等の現状を調査・分析し、この工法における検討プロセスの合理化に向けた考察を行う。
吉田 万里子、松村 秀一、小見 康夫、梅原 基弘
施工 1995 No.356、1995-6

建築生産変革の視点09 脱工業化時代の建築プロダクト変革の二つの方向
「躯体工事における合理化」と「創造的建築づくりへのサポート」という二つの方向に、情報技術が寄与することを主張したもの。
山崎 雄介、米田 雅子
施工 1995 No.360、1995-10

Current Information Technology in Japanese Construction Industry
大手総合工事業者における情報化が、バブル経済の崩壊後にどう変貌したかについて論じたもの
山崎 雄介、米田 雅子
IABSE, Annual Meetings in SanFrancisco; Working Commission 6、1995-12

建築生産変革の視点10 情報化の進展がもたらす建築生産の変革
情報技術が建設業を今後どう変えていくのかに対する私見を述べたもの。建設業内部における変革を山崎が、建設業の外部からの変革の波について米田が、分担執筆した。
山崎 雄介、米田 雅子
施工 1995 No.362、1995-12

建設業におけるCALSへのアプローチ
CALSの変革と、建設業界や産業界で取り組まれているCALSへのアプローチを紹介したもの。建設業におけるCALS推進上の課題と将来の可能性にも言及した。
米田 雅子
建築技術、1995-12

加速する情報ネットワークの活用
情報ネットワークのもつ可能性について紹介したもの。新聞の「建設業特集」の一部。
米田 雅子、和田 章
日刊工業新聞、1996-2

W その他

建築生産部会活動報告
 1993年度以降、全く新たな活動を開始した建築学会関東支部建築生産部会の2年半に亘る活動内容をまとめ、報告したもの。
松村 秀一
建築雑誌 1995-8

今、プルーヴェに学ぶ
ジャン・プルーヴェの作品の独特の魅力を裏付けているその創作精神や創作プロセス等の独自性を論じたもの。自ら企画した特集の巻頭論文。
松村 秀一
GA'96春号 1996-3

X 阪神淡路大震災

平成7年兵庫県南部地震PCカーテンウォール被害調査報告(第1報)
兵庫県南部地震におけるPCカーテンウォールの被害を、外観調査を中心に分析した。概ね仕様どおりの性能を発揮したと言えるが、面内・面外へのずれ等も多数確認した。
坂本 功、清家 剛
東京大学坂本・松村研究室 プレコンシステム協会 1996-3

この震災を契機に在来工法は大きく変わるし、変わっていかざるを得ないと思います。
阪神・淡路大震災に関するインタビュー記事。
坂本 功
住宅と木材 1995-4

阪神大震災の建築被害調査報告@A
研究室で行った阪神大震災の初動調査を、佐藤の文章でまとめたもの。
佐藤 孝一
施工 1995-4,5

阪神・淡路大震災の建築被害とその教訓(第48回四国電気協会通常総会記念講演録)
表題のように、この地震と地震被害について、木造に限らず、全般的に話をしたもの。
坂本 功
四国と電機 1995-7

講演「阪神大震災における木造住宅等の被害状況と今後の対応」
京都で行った講演の筆記録で、主にスライドによる被害の説明である。(被害写真そのものは載っていない)
坂本 功
農林漁業金融公庫近畿支店講演録 1995-7

兵庫県南部地震の被害からみた「構法」と「木質構造」の関係
表題の内容について、やや思想的に論じたもの。
坂本 功
日本建築学会大会学術講演梗概集(北海道) 1995-8

中高層建築物におけるサッシ・カーテンウォールの被害 −兵庫県南部地震から−
兵庫県南部地震における、メタルカーテンウォールとサッシの被害を概観したもの。前者の被害は軽微だったが、後者は横連窓等で多くのガラスが割れた。
清家 剛
アルミプロダクツ(軽金属製品協会) 1995-8

阪神・淡路大震災における木造住宅の被害と教訓
阪神・淡路大震災における木造住宅の被害の概要を述べたあと、既往の地震の教訓・現行耐震設計法の問題点、耐震診断と補強、過去の地震・今回の地震の教訓について述べた。
坂本 功
日本建築学会大会研究協議会 1995-8

阪神・淡路大震災における木造住宅の被害と教訓
阪神・淡路大震災における木造住宅の被害の概要を述べたあと、既往の地震の教訓・現行耐震設計法の問題点、耐震診断と補強、過去の地震・今回の地震の教訓について述べた。
坂本 功
日本建築学会大会研究協議会 1995-8

わが家の耐震(改訂版)
建築学会が1988年に発刊した一般向けリーフレットの改訂版。写真等が兵庫県南部地震のものにさしかえられている。
坂本 功
日本建築学会編 1995-8

木造の被害
建築技術の兵庫県南部地震被害特集の一部を分担したもの。木造建物の被害の概要、被災原因等を構造計画、各部構造に分けて、解説した。
大橋 好光
建築技術 1995-8

講演「阪神・淡路大震災における建築物の被害の現状」−9月13日住宅災害対策研修会より−
研修会での講演録で、この地震の被害について、ビルものと戸建住宅の両方について紹介している。(若干写真あり)
坂本 功
住宅 1995-10

阪神大震災で変わる在来工法住宅
在来構法の耐震性に関するインタビュー記事。木材も性能を保証する必要があることを述べている。
坂本 功
現代林業 1995-10

鉄筋コンクリートビルと木造住宅の耐震診断
阪神・淡路大震災をきっかけとして行われた地震学・土木および建築耐震工学に関するシンポジウムで、耐震診断の概要について紹介したもの。
坂本 功
第10回「大学と科学」公開シンポジウム 都市災害と防災システム、 1995-10

兵庫県南部地震による建具の被害状況調査報告書
兵庫県南部地震によるメタルカーテンウォール、サッシ、ドアの被害を、現地調査と各メーカーからの点検、修理等による情報収集データをもとにまとめている。
坂本 功、清家 剛、名取 発
東京大学坂本・松村研究室、(社)日本サッシ協会、(社)日本カーテンウォール工業会 1995-10

平成7年阪神・淡路大震災における、木造住宅等被害調査報告書
兵庫県南部地震における、木造住宅等の被害調査のため、建設省が設置した委員会の公式報告書。金融公庫融資住宅の被害などを分担執筆した。
坂本 功、大橋 好光、宮沢 健二他
木造住宅等震災調査委員会 1995-10

木造の被害とその教訓(阪神・淡路大震災における建築物被害の教訓と対策)
表題通りの内容について、約10項目ほどにまとめて説明したもの。大橋君の別の記事を下敷にして、坂本が手を加えかつ一部の写真をさしかえた。
大橋 好光、坂本 功
建築防災 1995-11

地震と木造建築(特集新時代の木造住宅設計法)
木造住宅の耐震設計法とその前提となっている既往の地震被害、耐震実験、地震応答解析等について、解説したもの。
坂本 功
建築技術 1995-11

阪神・淡路大地震で住宅について思うこと
この震災に関して、プレファブメーカーの対応をけなし、三井ホームの報告をほめ、在来木造ファンをけん制したもの。
坂本 功
群居39 1995-11

わが家の地震対策
阪神・淡路大震災に関連して、建築学会が企画した一般向けセミナーのテキスト。各研究者の原稿・資料をもとに、脇山君が全面的にリライトと編集を行った。
坂本 功
日本建築学会編 1995-11

我が家の防災−耐震診断−
一般の人むけの公開講座で行った木造住宅の耐震診断に関する解説。(講義の筆記録がいずれ単行本に収録される予定)
坂本 功
東京大学公開講座講義要綱 1995-11

阪神・淡路大震災 地震の被害の概要

坂本 功
1995-8


木材工業の特集号に、地震そのものと建築物全般の被害について書いたもので、この地震について坂本が書いた(話した)ものの中では、最もよくまとまっている。(写真あり)
坂本 功
木材工業 1995-11

兵庫県南部地震の特徴と建築被害の概要
木造建築研究フォラムの第27回公開フォラムで行った。この地震とその被害全般に関する報告の筆記録。
坂本 功
「木と建築」37、 1995-12

平成7年兵庫県南部地震・住宅金融公庫融資住宅震災調査報告書(1戸建住宅)
兵庫県南部地震の震度7地域にある木造住宅等の公庫融資建物1068棟についての被害調査をまとめたもの。
大橋 好光
住宅金融公庫 1995-12

平成7年兵庫県南部地震による木造住宅の被害に関する研究
兵庫県南部地震の木造住宅被害を通して、構造的な観点と、木造住宅の個性、居住性を決定する平面計画の2面から分析したもの。
岸 雅和
東京大学修士論文 1996-2

シンポジウム 震災に学ぶ住宅づくり
事務所協会の総会(高松)の時のシンポジウムの筆記録。コーディネーターは岡田恒男先生。パネリストとして、坂本のほか、伊藤和明・石田瑞穂・山崎靖生の諸氏。
坂本 功
建築士事務所 1996-3

兵庫県南部地震における木造住宅の被害に関する研究
兵庫県南部地震における木造住宅の被害調査の集計と、分析を行った。具体的には、被害集計、壁量、充足率による分析、アンケートによる意識調査の結果を報告する。
徳田 文佳
東京大学卒業論文 1995-12

官庁施設の総合耐震計画標準検討委員会 報告書
兵庫県南部地震の被害を受け、被災時に防災拠点となる官庁施設の耐震性を向上させる為に、計画標準を見直した。坂本は全体の委員、清家は非構造部材の委員及び執筆担当。
坂本 功、清家 剛
官庁施設の総合耐震計画標準検討委員会 1996-3

講演「木造住宅の地震対策」
セミナーの講演筆記録で、木造住宅の耐震設計の歩みと、阪神・淡路大震災における被害について紹介している。(写真はない)
坂本 功
日経アーキテクチュア連続セミナー阪神大震災に学ぶこれからの建築防災抄録

X 前年度の補遺

北欧中高層集合住宅視察調査報告書
デンマーク、スウェーデン、フィンランドといったPca構法先進国の実状を調査した視察団(1994年7月)の報告書。
松村 秀一他
1995-3

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