93年度 研究室年報

T 建築構法
T−1 ビルディングシステム

プロダクトとしての住宅2 −幻想の源−
オープン部品を用いて建築を設計することの可能性を切り開いた「イームズ邸」とチャールズ・イームズに焦点を当て、その到達点及び現代における意味について論じたもの。
松村秀一
群居32号、1993-4

プロダクトとしての住宅3 −浪漫主義的郷愁からの離別−
グロピウスによる1910年の「住宅供給企業の設立構想」を再検討し、その先見性を評価した後、そこの欠落している重要な視点を指摘、その理由について考察を加えた論文。
松村秀一
群居33号 1993-8

プロダクトとしての住宅4 −さやの中のえんどう豆−
バックミンスター・フラー、剣持ヤ、エズラ・エーレンクランツの3者の工業化への取り組み方の違いを分析し、特に建築における全体と部品の関係について論じたもの。
松村秀一
群居34号 1993-11

プロダクトとしての住宅5 −2つのグラフ−
グリーン兄弟によるアメリカ木造建築の傑作ギャンブル邸についての解説の後、日本における技能者社会衰退の現実について論じたもの。
松村秀一
群居35号 1994-3

中高層ハウジングの構法的課題
今後の中高層ハウジングの在り方についての認識に関連して構法の課題を論じた。論点は、居住形態としての一般化と構法、ストックの増加と構法、精さん環境の変化と構法の3点。
松村秀一
群居35号 1994-3

T−2 構成材・部品

建築部品の生産特性に関する研究
代表的な建築部品の工場調査を行い、今日における建築部品の生産方式の特性、及びそれを可能にした技術革新を明らかにしたもの。
佐藤 考一、松村 秀一
日本建築学会大会学術講演梗概集(関東) 1993-9 日本建築学会

住宅と部品を結ぶ絆
(財)ベターリビング(旧住宅部品開発センター)の20周年記念号への寄稿。住宅と部品の関係の重要性を指摘し、その中でBLやメーカーの果たしてきた或いは果たすべき役割を論じている。
松村秀一
Better Living 1993-5

住宅
住宅に関する最新の用語の解説。「ニュートレンド」としてストック志向のハウジングについて解説を加えている。
松村秀一、渡辺武信、平井充
知恵蔵1994 1994-1

T−3 外壁

石張り外壁建物年表
雑誌「建築技術」が企画した特集「石の設計・施工マニュアル」に関連して、芸壁に石を用いた代表的な建物の年表を作成した物。
佐藤考一、清家剛
建築技術 1993-6

PCカーテンウォールの設計体制に関する調査研究
PCカーテンウォールの仕様書、設計体制、検査体制について、コンクリートカーテンウォール工業会を通し手行ったアンケート調査に基づき、分析したもの。
清家 剛、深尾 精一、松村 秀一、小畑 晴治
日本建築学会大会学術講演梗概集(関東) 1993-9

PCカーテンウォール技術史編纂にあたって
PCカーテンウォール技術の今後の方向性を見極める上で、これまでの技術史を振り返ることの重要性、海外の技術を見ることの重要性を、具体例をあげて論じている。
松村秀一
セメント新聞11月8日号 1993-11

USA・ビル外装現状視察団 報告書
USAのビル外装について、ニューy−九、アトランタ、ロサンゼルスとCWメーカーのフラワー社の工場を視察した、93・10月の報告書。ここでは目次のみ掲載する。
清家剛、USAビル外装視察団(団長 吉田倬郎)
1993-12

T−4 その他

自動販売機の地震対策
自動販売機の耐震性に関して、箱型の物体の地震時の動きを解説し、実際の自販機の振動台による実験結果を紹介すると共に、JISの規定についてコメントしたもの。
坂本 功
建築防災 1993-9

PCa住宅の自由度による生産効率の変化モデルに関する研究
本研究はPCa部材の工場生産特性にシミュレーション方法を用い、生産効率の基本的な解析モデルを求めたものである。
呉 東航
日本建築学会大会学術講演梗概集(関東) 1993-9

鉄筋コンクリート造集合住宅の工業化生産論
集合住宅建設の壁式PCa工法に対して、システム工学の方法論を用いて再評価しながら将来的なシステムの改良あるいは再構築に関する方向性と方法論を探求したもの。
呉 東航
東京大学 博士論文 1994-1

日米超高層ビル設備改修工事に関する研究
超高層ビルの改修工事に注目し、日・米の回収事例を通して設備更新がどのように行われているかっを調査し、その特徴や問題点を指摘したもの。
中村 謙介
東京大学 博士論文 1994-1

U 木質構造
U−1 集成材構造


合わせ梁接合部の非線形解析
集成材を用いたモーメント抵抗接合の1つに合わせ梁型の接合形式がある。そこに配置されたシアファスナーの挙動から、接合体全体の耐力を非線形解析により求めたもの。
大橋 好光、坂本 功
日本建築学会大会学術講演梗概集(関東) 1993-9

通直集成材を用いた柱梁接合部に関する実験的研究
通直集成材を利用した木造ラーメン架構において、郷接合に近いものと思われる接合法についてその耐力と剛性に関する基礎資料を得ることを目的としたもの。
渡辺 直哉
東京大学 卒業論文 1993-12

座談会・規制だらけの建築業界
木造建築を建てる際の様々な規制について座談したもの。特に水道工事などに強い規制があることが指摘されている。
大橋 好光(他7名)
ヘビィティンバー No.11 1994-1

欲張り工法「スーパーZ302工法」
長野市の設計事務所が開発した工法を紹介したもの。重量鉄骨の4本柱に水平力を負担させ、周囲に集成材やサンドイッチパネルで躯体を作る構法。
大橋 好光
ヘビィティンバー No.11 1994-1

森林資源有効活用促進調査事業報告書
各地に建てられている大型木造建築の建築後の利用・メンテナンスの実態を調査して、木造建築の問題点を探る。補助事業の在り方や木造建築設計時の留意点を明らかにする。
大橋 好光(他10名)
(財)日本住宅・木材技術センター 1994-3

U−2 在来木造、伝統木造

プレカット工場紀行20−オノダプレカット工場
岩手県水沢市で木造住宅の生産供給に従事している(株)オノダのプレカット工場についての視察に基づく報告。
松村 秀一
住宅と木材、1993-5

プレカット工場紀行22−恵北プレカット協同組合
岐阜県東美濃地域において協同組合形式で運営されているプレカット工場についての視察に基づく報告。
松村 秀一
住宅と木材、1993-7

プレカット工場紀行24−(協)熊本木材工業団地
近年全自動プレカット機械を導入した(協)熊本木材工業団地の工場運営についての視察に基づく報告。
松村 秀一
住宅と木材、1993-9

プレカット工場紀行25−ケー・エイチ・ケー
プレカット工場の中で最古参の一つにあたる同社工場を取り上げ、この十数年の技術、生産体制の変化を報告したもの。
松村 秀一
住宅と木材、1993-10

プレカット工場紀行28−庄田鉄工
木工機械メーカーの老舗である同社の生産体制及びプレカット機械への取り組みについての、視察に基づく報告。
松村 秀一
住宅と木材、1994-1

プレカット工場紀行30−丸仲鉄工所
プレカット機械メーカーである丸仲鉄工所の生い立ち、プレカット機械への取り組みの特性等について、視察に基づいて報告視察に基づく報したもの。
松村 秀一
住宅と木材、1994-3

プレカット・ハンドブック−木造住宅の供給とプレカットを知るためのAからZ−
標題通りの内容の本。松村の解説部分は、プレカット工場のタイプ、プレカットにおけるルールの2か所。
松村秀一他
全国木造住宅機械プレカット協会、1993-5

地震対策木造建築物応急補強マニュアル
地震発生直後に行う応急的な木造建物の補強方法を述べたもの。恒久復旧のための耐震診断を行う前に、二次災害を防止し、当座の生活空間を確保するためのマニュアル。
坂本功、大橋好光(他5名)
静岡県都市住宅部建築課 1994-3

U−3 木造一般

木造建築の地震被害予測手法の一提案
研究室でこれまで行ってきたいくつかの被害想定について、小本的な考え方をまとめたもの。
坂本功、大橋好光
日本建築学会大会学術講演梗概集(関東)、1993-9

北海道南西沖地震における木造建物の被害
1993年7月12日に起こった北海道南西沖地震における木造建築の被害について、簡略ながらほぼ全容について報告したもの。
坂本 功、安藤 直人、宮澤 健二、河合 直人
建築防災、1993-11

木造軸組構法の耐力壁のユニット化に関する実験的研究
木造在来軸組構法は、他の木造住宅の構法に比べ工業化・合理化が遅れているが、その解決策として耐力壁ユニットを取り上げ、構造的特性を実験により明らかにしたもの。
野村 徹也
東京大学 卒業論文、1993-12

薬師寺東塔と再建西塔の構法についての研究
薬師寺における東塔と西塔の形態や施工過程などの差異を調べ要因を明らかにすることで、今日における古代木造建築の再建を意義づけることを目的としたもの。
小野 原大
東京大学 卒業論文、1993-12

西岡常一棟梁に関する研究−薬師寺再建西塔の造営に関する西岡メモを通して−
薬師寺西塔の再建時に西岡常一棟梁が記したメモを分析することによって、彼が保有している伝統技能を実証的に把握・評価しようとしたもの。
水谷 重憲
東京大学 卒業論文、1993-12

エンジニアリングウッドが住宅構法に与える影響
エンジニアリングウッドに関して、木造住宅と木質構造、木質構造の構造設計、構法と仕様規定等の観点から論じたもの。
坂本功
住宅と木材、1994-1

木準耐火建築物とこれまでの木造建築
木造が準耐火建築物となりうるとの法律改正に関して、期待と注文を述べたもの。
坂本功
APAST、1994-1

奈良西の京で木造建築について考える
薬師寺・唐招提寺に行った時の話をきっかけに、あれこれの話題から、木造建築の味方のようなものについて書いたもの。
坂本功
建築文化、1994-3

U−4 その他

競馬と建築防災
競馬を見に行った話を絡めて、防災であれ研究であれ、現場で自分の目で確かめることが大切なことを述べたもの。
坂本功
建築防災、1993-7

松本研究集会/大規模木造建築の最近の話題・技術
木造建築研究フォラムが、信州博グローバルドームの見学会に合わせて行った、松本におけるミニ公開フォラムで、構造系識別に現代木造建築を紹介したもの。
坂本 功、播 繁、横林 徳明、大橋 好光、上村 武
木の建築30、1994-1

関東地震における鎌倉市の社寺建築の被害分析
アンケート調査に基づき、鎌倉市における木造社寺建築の関東地震の被害と要因を調べることにより、伝統的木造建築に関する研究の手掛かりとなることを目的としたもの。
山北 孝治
東京大学 卒業論文、1993-12

関東地震による鎌倉市内の社寺建築等の被害に関する研究
関東地震の被害調査と構造解析を通して、伝統的な木造建築の耐震性の総合評価を確立するための基礎的な考察を行ったもの。
腰原 幹雄
東京大学 修士論文、1994-2

関東地震による鎌倉市内の社寺建築等の被害に関する調査研究
標題のとおり。鎌倉市内のすべての社寺についてのアンケート、及び約40か所に対するヒアリング結果をまとめたもの。
大橋 好光、坂本 功
文部省科学研究費補助金報告書、1994-3

伝統的木造建築の耐震性に関する調査研究−関東地震による鎌倉市内の被害調査−
文部省科研報告書と同じ。ただし、こちらでは民家の被害調査にも力を入れている。
坂本 功、大橋 好光(他3名)
住宅総合研究財団研究年報No.20、1994-3

鹿児島県佐多町森林総合活性化拠点施設整備事業
鹿児島県佐多町に計画されている森林総合活性化拠点施設について、その施設の必要性、レイアウト、管理運営などの点から判断を行ったもの。
大橋 好光(他3名)
全国林業構造改善協会、1994-3

木造住宅の新構法及び業態研究
「木造住宅合理化認定システム」と「新世代木造住宅供給システム」の開発主体を調査対象にして、木造住宅新構法とその業態を分析した幻の報告書原稿。
佐藤 考一、大野 勝彦、安藤 正雄
(財)日本住宅・木材技術センター、1994-3

V 建築生産
V−1 生産供給

Technology of Construction Management by Small General Contravtors in Japan
国際的な場で知られる機会の少ない日本の中小建設業者。その設計施工における管理業務の実態について、中小鉄骨造建物を例にとり分析した論文。
松村 秀一、藤沢 好一
CIBW65 International Symposium Proceedings 1993-9

木造住宅担い手養成専修読本「地域における木造住宅の動向と大工・工務店」
大工・工務店の若手技術者向けに全国各地で行われている講習会のテキスト。「住宅メーカーの受注システム」を松村が執筆。
松村 秀一
(財)日本住宅・木材技術センター 1993-11

鉄骨加工業者における生産設計プロセスに関する調査研究
鉄骨加工における生産設計プロセスの現状を把握した上で、総合工業事業者による手法の在り方や鉄骨加工業者内の生産設計プロセスの在り方について考察したもの。
岡本 圭史郎
東京大学 卒業論文、1993-12

専門工事業者の生産設計プロセスに関する研究
総合工事業者から独立性の高い鉄骨加工業者、PCCW業者、設備業者を対象として、専門工事業者の生産設計プロセスを分析したもの。
松村 謙
東京大学 修士論文、1994-2

国際建設市場における建設業の日本的活動形態に関する研究
国際建設市場における日本企業の動向を統計データに基づいて分析したもの。
井手 小女美郎
東京大学 修士論文、1994-2

V−2 ハウジング

ハウジング・コミュニティ’93 ストック志向のハウジング
6年目を迎えた「ハウジング・コミュニティ」。本年のテーマは「ストック志向のハウジング」。巻頭論文「ハウジングにおける計画性」と「長期耐用化のための設計・生産手法」を執筆。
松村秀一
建築文化 1993-5

ハウジング・コミュニティ’93 住宅統計調査に見るストックの変化について
5年ごとに発表される住宅統計調査から、住宅のストックの変化について、おもに建方別のデータをもとに、共同住宅の傾向について分析した。
清家 剛
建築文化 1993-5

建築学における住宅生産・技術研究の展開
@地域の住宅生産システム、A組み合わせ技術、B時間的な奥行き、の3項目を立て、近年の住宅生産・技術に関する研究動向をまとめている。
松村秀一
都市住宅学 1993-7

住宅生産分野での研究課題
近年の住宅生産分野での研究課題について、@技能者問題、A環境負荷問題、B情報化時代の生産問題の生産問題の3点を挙げ、論じたもの。
松村秀一 他
都市住宅学 1994-3

「ローコスト住宅」の多面性
群居33号の特集「ローコスト住宅」の前記。なぜ、今、「ローコスト住宅」をテーマとする必要があるのかについて論じている。
松村秀一
群居33号 1993-8

座談会「ローコスト住宅」
住宅の価格問題を取り上げ、それがなぜ問題となり得るのか、また何が明らかにされる必要があるのか等について語った座談会。
松村 秀一、石山 修武、大野 勝彦、野辺 公一、布野 修司
群居33号 1993-8

ローコスト住宅としての『モービルホーム』
米国において半世紀以上の歴史を持つ革命的な居住形態−「トラベルトレーラー」「ハウストレーラー」「モービルホーム」の米国における位置づけを解説したもの。
松村秀一
群居33号 1993-8

ルドルフ・シンドラー−歴史の中のローコスト住宅−
群居「ローコスト住宅」特集への寄稿。1922年ロスに建てられたシンドラーのデビュー作である自邸と、その25年後に発表された「シンドラーフレーム」を中心に著したもの。
小見 康夫
群居33号 1993-8

ケース・スタディ・ハウス、ローコスト列伝
クレッグ・エルウッドとロドニー・ヲーカーを中心にして、ケース・スタディ・ハウスの建築家たちとローコスト住宅との関わりを解説したもの。
佐藤 考一
群居33号 1993-8

景気動向と住宅
「住宅の状況93/94」として、景気動向が住宅に及ぼしつつある影響について分析している。価格への圧力、『見直し』の中の退行現象の2点が主な論点である。
松村 秀一
建築思潮2号 1993-12

新春座談会「新しいCHS」の普及をめざす
CHSの開発・普及に長く関わってきた人々が集まり、今後どのような形でCHSの思想を普及させていくかを語り合った座談会。
松村 秀一、加藤 茂、深尾 精一
CHS REPORT第8号 1994-2

アジア諸国における住宅建設関連の技術移転についての研究
アジア諸国への住宅建設技術交流を有効に実践するための必要性から、住宅建設技術の成立条件を明らかにし、その可能性の検討を行ったもの。
小野 健太
東京大学 卒業論文、1993-12

公の住宅建設への施工合理化技術の導入方法に関する研究
住宅公団の発注方式を取り上げ、民間が開発曽田先端技術を公共セクターが導入するための手法を考察したもの。
孫 志堅
東京大学 修士論文、1994-2

Industrialized Housing in Japan: Its Objects,Methods, and Meanings
日本の住宅生産の工業化の過程を、その目的、それを達成するためにとられた方法、そしてその後の住宅生産に対して持ち得た意味、といった視点から分析した論文。
松村 秀一
Proceedings of "National Conference on Housing: Future Directions",University Teknolog Malaysia 1994-3

V−3 施工管理

V−4 情報

雑誌広告における部品情報の現状に関する調査研究
雑誌広告に見られる建築部品の情報についてその種類・属性・頻度などを調べ、設計者の置かれている情報環境について考察したもの。
小見 康夫
日本建築学会大会学術講演梗概集(関東)、1993-9

設計者と建築部品との情報的接触に関する研究
設計者と、年々増加・複雑化傾向にある建築製品情報の接触の実態を、@情報媒体へのヒアリング調査、A15年間の新建築広告調査、B設計者カタログ保有調査により分析したもの。
加々井 千裕
東京大学 卒業論文、1993-12

部品概念に立脚した図面作成管理システムに関する研究
建築の構成要素に関する情報の集まりを部品と捉える「部品概念」に基づいたシステム開発を行うことで、設計生産情報の管理手法に関して考察している。
平沢 岳人、山崎 雄介
第9回「建築生産と管理技術」シンポジウム、1993-7

部品概念とその知識表現に関する研究
建築の構成要素に関する情報の集まりを部品として捉える「部品概念」を、生産支援という視点から、CADシステムに応用し、その実現可能性を確認している。
平沢 岳人、山崎 雄介
第16回 情報・システム・利用・技術シンポジウム 1993-12

W その他

[年表]建築と建築生産のシステム化
 内田祥哉先生の単行本「建築の生産とシステム」の付録資料。1851年から1988年までの建築生産の変遷を、技術開発や事例を中心に年表にまとめた。
清家 剛
建築の生産とシステム 1993-4 住まいの図書館出版

工業技術の制度化
東大建築学科大学院生が発行している同人誌「EDIFICARE 4号」に寄稿したもの。工業技術から発生した思考法が今日の建築設計と密接に結びついてることを述べたもの。
佐藤 考一
EDIFICARE 4 1993-6

建築の行動を走り抜けた無免許のF1レーサーの話
東大建築学科大学院生が発行している同人誌「EDIFICARE 4号」に寄稿したもの。修論で構想したジェリードリームについて述べたもの。
網野 禎昭
EDIFICARE 4 1993-6

時評・銀婚式
25年前の1968年に起きた十勝沖地震と、同年に竣工した霞が関ビルを話題にして、耐震構造の発展を評論したもの。
坂本 功
新建築 1993-5

時評・銀沙灘
江戸東京博物館について、構造的な観点から、多少冷やかし気味に評論したもの。
坂本 功
新建築 1993-8

時評・銀杏樹
ヨーロッパの現代木造建築の見学旅行で得た感想をもとに、構造材料として、日本でも鉄とコンクリートのほかに、木を積極的に使うとデザインが多様になることを論じたもの。
坂本 功
新建築 1993-11

スペース
7月14日から10月6日まで毎週計12回にわたる連載。テーマは住宅供給とそれを支える技術についてであり、各回に特に連続性はない。
松村 秀一
読売新聞 1993-7〜10

「内田賞」
1986年の第一回顕彰事績「目透し張天井板構法の開発と普及」以来、第4回を数えた「内田賞」について、その内容を報告したもの。
松村秀一
建築東京 1993-7

シンドラー邸−住スタイルに対する自由な発想と挑戦的な構法
ロサンゼルスに1922年に建設された建築家ルドルフ・シンドラーの自邸。最初期のティルトアップ工法の例として名高いこの住宅についての解説。
松村秀一
すまいろん 1993-10

現代住宅技術史が面白い
主として20世紀前半のアメリカの興味深い住宅の開発事例を例にとり、現代住宅の技術史をひも解くことの面白さ、またその方法を解説したもの。
松村秀一
ウインドウセンターニュース 1993-12

X 前年度の補遺

木造3階建て共同住宅等設計施工マニュアル作成

在来構法による木造3階建て共同住宅を建てる際の設計マニュアル。ただし、報告書原稿であり、今後、準耐火木造建物のマニュアルと合本され、出版される予定。
坂本 功、大橋 好光(他多数)
(財)日本住宅・木材技術センター 1993-3

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